1998-09～　文芸部　部誌に寄稿。不定期連載みたいなカンジで３回。

最終的には３年の文化祭で個人誌というカタチで加筆して発行しました。
以下は加筆バージョンの方です。

個人的に気に入ってるので、リライトしてＵＰしようかと思ったんですが、
どうにも当時の勢いやスピード感がだせないので、とりあえずそのまま。
リハビリがてらちまちまリライトはしてみますわ～。
 

遠い遠い昔のことです。

不思議な宝石がありました。

小さな願いを一つだけ、叶えてくれる『癒しの涙』
黄昏時の湖の、優しい光を持った石。

何でも願いを一つだけ、叶えてくれる『魔界の想い』
鮮やかすぎる血の色の、冷たい輝きを持つ石。

出来得る願いを一つだけ、叶えてくれる『聖なる心』
どこまでも続く空のように、深い碧さを持った石。

さあ、お話ししましょう。

遙か遠くにある国の、

不思議な不思議な『デザイア』の物語を。